令和4年度卒業証書授与式
3月に入り、日の差す時間も増えるにつれ、温かくなり、春の訪れを感じられるようになりました。
本日、3月18日(土)。8名の児童が本校を卒業いたしました。
今年度の卒業生は、8名と人数が少ない中、全員で協力して鬼小を支え、まさに「縁の下の力持ち」「少数精鋭」という言葉がぴったりりな子たちでした。
在校生は、そんな卒業生の後を追いかけ、コロナ禍という厳しい日々の中でも、卒業生のおかげで様々な行事・場面を楽しく過ごすことができました。
いつもは、元気いっぱいの卒業生も、少し緊張していましたが、8人全員が立派に卒業証書を受け取りました。
本日は、1~4年生は卒業式には出席できませんでしたが、これまで複式学級として共に過ごしてきた5年生が代表で出席することができました。1~4年生も、VTRではありますが、お祝いの言葉を届けることができ、在校生全員で卒業生の卒業をお祝いすることができたと思います。
お祝いの言葉をもらい、送る言葉のお返しでは、卒業生の目には光るものも・・・。
小学校生活6年間のことを、きっと鮮明に思い出したことでしょう。
最後の学活は、1年間慣れ親しんだ教室で、担任と、保護者と過ごし、ステキな締めくくりをしました。
卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます!!
【式辞】
日ごとに春の兆しが感じられますが、そんな自然界の規則正しいリズムとは裏腹に、人間社会では今なお、新型コロナウィルスの影響や、国際社会における紛争など、日本や世界全体でも不安な状態が続いています。令和四年度もコロナで始まりコロナで終わったような一年でした。
そんな状況の中でも、こうして保護者の皆様方のご臨席を賜り、第102回鬼志別小学校卒業証書授与式を挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
本日卒業する八名の皆さん、今日は旅立ちの日です。今まで小学校の先頭に立ってがんばってきた皆さん、卒業おめでとう!。先ほど手渡した卒業証書は、あなたたち一人ひとりの努力の積み重ねを証明するものです。たくさんの思い出と共に、皆さんを支えてくれた家族や先生方、地域の方々など、多くの人達の愛情が込められている価値ある証書です。そのことを忘れず、周りの人に対する感謝の気持ちを持ってほしいと思います。
時間短縮の卒業式ではありますが、私から皆さんへのはなむけとして、「挑戦」すなわち「チャレンジ」と「あきらめない気持ち」「ネバーギブアップ」の話をします。これは、何度も私から皆さんに伝えていますが、最後なのでまた話します。
チャレンジは、これからも自分の目標をしっかり持ち、その目標に向かって挑戦を続けてほしいということです。挑戦すれば、時には失敗することもあるかもしれません。でもそれは成功の反対ではありません。成功につなげるための大事な勉強です。失敗することを恐れずに、どんどん色々なことにチャレンジして下さい。挑戦するから楽しいし、チャレンジしている人の姿は、誰が見ても格好いいものです。
それと合わせて大切にしてほしいことがあきらめない気持ち、ネバー・ギブアップです。苦しくてもあきらめなければ、それがたとえ1ミリであっても必ずゴールに近づいて行きます。そうしてやり遂げたときこそ、きっと大きな喜びが生まれます。そして頑張ったことが大きな自信につながることでしょう。途中であきらめてしまったら、その時点でゲームは終了、ジ・エンドです。どうか自分の夢や目標に向かって粘り強く、一歩ずつ一歩ずつ着実に進み、大きな自信をいっぱい育ててほしいと思います。
終わりになりますが、今日の日を心待ちにしておられた保護者の皆様、お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。本校のリーダーとして活躍した自慢の子ども達も、新しいステップへと向かいます。今まで以上に我が子を信じ、更なる成長を温かく見守り、励ましていただきますようお願い申し上げ、式辞といたします。
令和5年3月18日
猿払村立鬼志別小学校
校長 佐々木 康